M1:3名 B4:2名で取り組んでいる鶴岡三日町口通りプロジェクトですが
6月6日〜7日の2日間、山形県鶴岡市にてヒアリング調査を行ってきました。
このプロジェクトは鶴岡の中心市街地にある三日町口通りの整備方針について、住民の方々と一緒に考えていこうというものです。
この通りは江戸時代には鶴ヶ岡城の正面玄関である大手門へ通づる重要な通りで、参勤交代の復路としても使用されていました。
そのような歴史ある通りの整備事業ということもあり
通りの歴史や住民の方々の思い出、意見を丁寧に掘り起こす調査を行っています。
今回の調査訪問では沿道住民の方々(15名ほど)へのヒアリングを行いました。
調査のまとめ作業はこれからですが、「昔は医者町だった。」「昔、お祭りの時は神社から橋のたもとまで屋台が並んでいた。」「家老屋敷時代の石垣が残っている?」など多くの発見がありました。
思い出話から昔の情景が浮かび上がるような場面も多数あり、文献では分からないことの多さを改めて実感しました。
それだけではなく、これからの通りのあり方について考えていらっしゃる事なども伺いました。
観光で訪れた人たちを思う人、生活道路としての整備を望む人など様々な意見がありました。
今回の調査では、沿道で生活をされている方々の様々な考えを教えて頂くことができました。
今後は夏に予定しているワークショップの準備にとりかかります。
これまでの調査の成果を住民の方々へお返しして、一緒に通りの整備について考えるフェーズに入ります。
初回のワークショップでは、三日町口通りの歴史について理解を深めたり
まち歩きをしながら通りの魅力や課題を探したりする予定です。
まずは今回の調査結果を含め、これまでの調査で得た材料を整理していきたいと思います。
M1 稲葉