1月10、17日の2日間、八王子の空き家を活用させていただき、「都市の使いこなしかたと暮らしを考える」ワークショップを開催しました。町会長さんや商店会長さんをはじめたくさんの八王子在住の方々、八王子市街に在住で八王子や都市の暮らし方に興味のある方々にご参加いただき、都市の活用方法を楽しく学べる場であったように感じられます。
内容としては、様々な人が、様々なタイミングで、様々な状況のもと問題を抱え、それらをどのように改善したいか、問題を提起します。それらを解決するために、グループの方各々が思考をめぐらせ、アイデアを募ります。
アイデアを提案する過程として、私たちが用意した様々なツールカードと、1時間ほど八王子駅周辺を歩き八王子に存在するツールを写真で撮り、その写真をツールカードとして利用します。それらのツールカードを使用し空想を広げ、問題を解決する方法を提案します。グループの全員のアイデアが出揃ったところで投票を行い、1番良かった答え、ベストアンサーを決める、というゲームです。
こちらが実際に使用された問いかけや資源カードです
みなさん真剣に提案を考えてくださいました
街歩きの風景です
私自身このように一般の方々と触れ合いWSを行った経験が無く、正直緊張しました。研究室にも配属されたばかりで何もわからない状況でした。しかし、参加されていた方々はフランクな方も多く、皆楽しくゲームに取り組んでいたように感じられました。その雰囲気の影響も受けて、徐々に緊張もほぐれ没頭してゲームを楽しむことができました。
ゲームを通して、八王子のまちにも多くの資源があることが知り、素直に感心しました。私が八王子のまちを知らないだけであるのと同じように他の全てのまちにも、多種多様な資源があり、その地域にしかない資源もあるように思われます。今回は私たちが用意した数少ない限られた問いでゲームを行いましたが、災害などの大きな問題や近隣間の小さなトラブル、その地域だからこそ生じる問題など、世の中には色々な問いがある事でしょう。それらをまちの資源を最大活用し、解決できる事を学びました。
また、様々な立場の人達が個人個人の意見を出し合い問題を解決する、という観点にも魅力を感じました。そのように、皆で意見を出し合ってまちの価値を高めていく事が大切であり、そのような事の繰り返しで、生活しやすく、素晴らしいまちが誕生するのではないかと感じました。
最後に参加者のみなさんと八王子の「八」のポーズで……
文責:林(B4)