現地調査1~3【都市づくり公社既成市街地再編PJ】

現地調査1

これから全3回の現地調査を広範囲で行い、多摩地区全体の現状を大まかに把握していきます。

現地調査の範囲は、鉄道路線を軸にして絞られました。東から西に向かって、そして中央線を軸に南北に向かって、人口密度が少なくなると考え、南北を縦断する3つの路線を東西3本選び、それぞれの路線を現地調査の軸とすることにしました。

 

 

第一回目の現地調査は、最も区部に近い武蔵野線、南武線エリアです。駅から離れた市街地に注目したい場所が多かったため、車2台を使っての移動となりました。

 

 

 

要所ごとに車から降りてみんなで都市計画図を見つめながら現状を把握していきます。

 

 

 

およそ8時間の長旅でした。車から降りて練り歩いた箇所はおよそ6箇所。その他の場所は車の中から街の様子を観察しました。

 

武蔵野線沿線、高架下は様々な取り組みが行われているため、車から降りてしばらく線路沿いを歩きながら楽しみました。

 

文責:矢野、野尻

 

現地調査2

第2回目の現地調査は、八高線、横浜線沿いを見て回ります。駅周辺に調査箇所が固まっていることから、電車で移動しながらの調査となりました。

 

 

合計で7箇所を見て回ります。しかし、雨が強く1日で7箇所すべて回るのを断念。2日間に分けて調査することになりました。

 

 

 

都市整備がすでに施された相原駅西口周辺、八王子みなみ野駅周辺。

相原駅は複数の大学への乗り換え駅となっており、学生は相原駅で降りてバスに乗り換えます。

駅周辺に学生が滞在することができる商業施設などがあれば街が賑わいそうです。築年数が経ったアパートなども多く見られ、少し手を加えることで学生に人気のあるエリアになりそうなポテンシャルを感じました。

 

 

日を改めて臨んだ現地調査。福生駅、東福生駅感は、米軍基地がそばにある影響からか、様々な国籍の色が出た店舗が数多く見られ、独特の地域性を作っていました。

 

 

 

現地調査を行った次の週には、振り返りのミーティングが行われます。

メンバーそれぞれが調査コースから気になる箇所を1~2つ選び、改善案を提案シートとして資料にまとめてみんなで議論します。

 

 

 

これを3回繰り返すことで、多摩地区の大まかな概要と問題点を浮かび上がらせます。

 

文責:矢野、野尻

 

現地調査3

現地調査最後のコースとなるこの日は、天気にも恵まれました。3つのコースのうちの真ん中、多摩モノレール沿いを調査しました。

 

この日も様々な場所を回るため車での移動です。合計で6箇所回りました。

 

 

多摩モノレールの終点駅である上北台駅周辺は、良好な環境が作られ住み心地の良いエリアとなるポテンシャルを持ちながらも、無秩序な開発が進みなんとなくまとまらない地域となってしまっています。

 

 

日野市に多く存在する急斜面に建てられた住宅地。

写真からでは伝わりにくいですが、車なしでは生活できないほど急な斜面にへばりつくように住宅が並んでいます。

街区自体は整形されており、道もそれなりに広いところが多く、空き家も多くありません。ただ、住民の高齢化が進んだとき、住民がどのように斜面と付き合い暮らしていくべきか、考える必要があります。

 

 

3つの現地調査コースを振り返り、集中して取り組みたい課題をみんなで話し合いました。

結果、7つの課題に絞込み、それぞれの課題について、学生の力を借りながら、提案シートよりも広い範囲で、たくさんのアイデアを盛り込んだビジョンを描いてみることにしました。

 

文責:矢野、野尻