新PJがはじまります。空き家活用

秋より新しくプロジェクトが始まりました。
東京市部の住宅系市街地に首都直下型地震を想定した防災拠点を形成するというもの。

拠点となる空間は空き家の利用を想定しています。
低利用の空き家に対し、「適応」をキーワードに幾つかのプログラムを打ち込み、発災後インフラ復旧までの数日間のエネルギー利用や人間関係を構築できるような仕組み・ツールをつくります。

空き家の候補も決まり、今月末に第1回のミーティングをおこないました。
先生、学生の他にも建築家、産学連携センターの方や市役所の方も参加し、すぐにでも現実性のある提案がちらほら。

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写真は模型を前にアイディア出しをしている様子
ポストイットでスクリーン、擁壁やオーニングをつくってスタディしたりしました。
(余談ですがビビットな色のポストイットは白模型に結構映え、なかなかいい使い方なんじゃないかなと思います。)

話し合いの結果としては、空き家といっても東京都下の不動産流通市場ではまだまだ価値の高いものですので、
この場所でじっくり腰を据え、躯体をいじったりといった大改造を行うのではなく、
移動可能なキットをいくつか開発し、多くの拠点(空き家・空き地etc.)で応用可能なものを作っていくことになりました。

既存インフラに頼らず調理できるようなキットや防寒のできるキットなど現在考案中。

年明けにはお披露目会もやる予定です。

(M2 曽我)