日野市定常型住宅地プロジェクト 2019年度まとめ

日野市と福生市を対象に、都市づくり公社との共同で実施しているプロジェクトです。

住みよさを考えた住宅地としての価値向上の取り組みを実践し、地域の定常化を目指していきます。今年度日野市三井台地区では住民の方々と一緒に計8回+αのワークショップを行いました。

三井台は、多摩丘陵の急斜面地に造成された住宅街です。総じて住環境は良好であるものの、老朽化により住宅やその周辺の維持管理が十分でない箇所も発生しています。

前期では、こうした状態を共有するための「まちかどチェック」に始まり、景観や安全性に関する改善点を考えていきました。(前期まとめ:http://aibalab.com/?p=2260

後期では、実際にプロジェクトを運営していくための主体やコストの課題など、具体的な部分について検討していき、空き地とその周辺を活用した地域の憩いの場となる空間づくりを目指していくことが決まりました。自治会やクラブが連携し、地域主体のまちづくりが実施段階へと進み始めています。

また、空き家・空き地の活用計画と並行し、新規入居者向けの住宅地紹介パンフレットの作成を進めていく方針です。

今年度から、主にワークショップの運営に携わってきました。地域の皆さんが毎回非常に積極的であることや、暮らしているからこそのご意見や価値観などを多く伺うことができ、こちらも大変勉強になる機会となりました。これからもお手伝いさせて頂きたいと思います。

文責:M1 安武