2020年12月にスタートした八王子戸建住宅団地再生プロジェクトが、先日完結しました。
八王子市内にある戸建住宅団地をひとつずつ巡って現状を確認する現地調査から始まり、最終年度となる2022年度には戸建住宅団地に関する調査レポートと宝生寺団地に対する提案をパネルにまとめ、八王子市に提出しました。
大都市郊外に一体的に開発された戸建住宅団地が一斉に老朽化、高齢化の時期を迎え、人口の激減が懸念されていることを背景に、現在の東京都八王子市における戸建住宅団地の現況を丁寧に把握し、戸建住宅団地再生に向けた政策メニューを提案することが本プロジェクトの目的でした。
プロジェクト全体の流れは以下の通りです。
〈2020年度〉
現地調査を行い、戸建住宅団地の現状と課題、工夫など特徴の整理を行いました。
その後、戸建住宅団地に対する政策メニューを検討し、住宅地カルテを作成しました。
高尾台&霞ヶ丘、北野台、富士見町の3団地を対象として、これからの団地の価値向上・再生に向けた現況の把握と将来像、具体的な施策を提案しています。
〈2021年度〉
北野台を対象に住宅団地再生に向けたカルテを作成しました。
また、北野台・絹ヶ丘・旭ヶ丘・富士見町・高尾台&霞ヶ丘の5団地を対象に景観評価を行いました。
〈2022年度〉
戸建住宅団地再生に関する最終的な情報の整理と提案、宝生寺団地を対象とした具体的な政策メニューの提案を行いました。9枚のパネルにまとめ、2022年3月末に八王子市に提出しました。
文責:M2 臼井