M1の鈴木です。
先日(15日)、日建設計の逃げ地図プロジェクトに関わる社員の方々と逃げ地図の手法と東北の復興に関する意見交換会を行って参りました。
作成している綾里地区の逃げ地図の様子です。
逃げ地図とは避難にかかる時間ごとに道路の色を塗り分け、避難にかかる時間を視覚的に表すというものです。逃げロール君(3分間に進める距離の長さの紐)が大活躍でした。
みんなせっせと色を塗っていき・・・
完成した逃げ地図です。
少し拡大したもの。
わかりづらいと思いますが、青色が浸水域、赤丸が浸水域の境界と道路が接する点、緑色が3分・黄緑が6分・黄色が9分避難にかかる場所、矢印の方向がより有効な避難方向です。
綾里地区は津波に対して横方向の広がりがあまりないせいか、比較的早い避難が可能だということがわかりました。(最も時間がかかる場所が、海から結構離れた場所で9分)
こういったものを住民の方に見せることができると、避難路の検討はもちろん、浸水した区域の使い方の検討もよりイメージがわきそうですね。
日建の方の話によると、住民の方々と一緒に逃げ地図を作ると食いつきがすごいらしく、とても仲良くなれるとのことです。
僕たちも7月後半の現地での復興委員会の時に実践してみる予定なので、早く逃げ地図を実際に住民の方と作ってみたいです!
文責:鈴木翔大