3月3日~9日に岩手県大船渡市綾里地区の港・岩崎という地域に調査にいってきました。
常葉大学と筑波大学と首都大学の共同で綾里地区を調査してきており、今回もこの三大学共同で調査してきました。
調査テーマは「復興地を中心とした住まいの変遷」「生業の変遷」「避難・仮設での生活」3つで、それぞれの担当グループをきめ、地域の方へのインタビューやフィールドワークをおこないました。
復興地に住む方々に、昔の港・岩崎の様子や空間、漁業組合や講などの地域コミュニティについて、仮設住宅にお住まいの方々に、仮設住宅に住む中での活動や日課、そして今後の居住地への考えなどを伺いました。
インタビューに協力していただいた方々に、参加者一同、心より感謝します。
そして今回の調査では、常葉大学からは防災、筑波大学からは民族・人類学、首都大学は都市計画・建築を専門とする学生が一緒に調査を行うことで、今までとは異なる視点から綾里地区を考えるきっかけになったと思います。また、調査を進めていく中で、テーマを修正しながら、メンバーの関心や得意分野にあわせ、チームを再編成しながらの調査を行うことでき、それぞれ有意義な実地調査ができたと感じました。
今後は、綾里地区における復興・歴史についての調査を続けながら、新たに、綾里中学校における復興ワークショップや防災教育を研究室でお手伝いさせていただく予定です。このようなワークショップを行い、将来のまちの担い手である子どもたちを育てていくことは、地域での長期的な復興・発展・防災にとって大切だなぁ~と調査をとおして体感しました。