山形県鶴岡市にて、行政職員の方に案内して頂きながら、神命町・三原町・渡前をM1で調査してきました。
各地域の特徴は以下の通りです。
・神命町-城下町周辺の旧市街地。狭い路地が多くいために除雪車が入れない、空き家率が高いという問題がある。伝統的な家屋や寺社が多い。
・三原町―市営と民営の集合団地が多い。道路が広く区画整理されている。
・渡前―高齢者が多く、人口減少が目立つ。外部からの人口の流入に期待。
夜には鶴岡の行政職員の方々や中心となって活動されている地域住民の方々と交流させて頂き、鶴岡のこれまでの活動や在来作物などについて教えて頂きました。鶴岡は給食発祥の地であり、温海カブやだだちゃ豆といった在来作物という食の豊かさがあります。また、山王商店街のまちなかキネマという映画館では、そこでしかやっていない特選された映画が上映されて賑わっていました。
2日目には鶴岡市役所にヒアリングを行い、城下町にある鶴岡の公共施設の案内をして頂きました。お城は残っていませんが、城址には鹿鳴館時代や大正ロマンを彷彿させる建物が多く残っており、白鷺の佇む雪景色によく映えます。そして、私事ですが、出身地である江戸川区は鶴岡市の姉妹都市であり、鶴岡の江鶴亭では江戸川区や鶴岡の文化についても知ることができます。
今回の調査をもとに、2月の建築学会WSに向けて発表内容を深めていきます。